COLORS
           
Shokuiku Times
2023.01.10 Tue/shokuikutimes

園外へ出て、食育活動を広げている理由

カラーズではほぼ毎月、県内各地の「食」に携わる方を訪ねる園外食育活動を実施しています。

なぜそこまで園外食育活動にこだわっているのかというと、もちろん、1つは子どもたちに
「食」の大切さを伝え、多くの経験からたくさんの学びを得てもらうこと
ですが、実はもう1つ大きな理由があります。

あまり深くは認知されていませんが2005年に食育基本法ができてから、現在、日本では第4次食育推進計画(令和3~7年)がスタートしています。

食育推進計画では日本の食に関する様々な問題や課題を解決するため、具体的な目標を設定し、それに向かってさまざまな施策を講じています。例えば「朝食を欠食する国民を減らす」や「農林漁業体験を経験した国民を増やす」などがあります。
※詳しくはこちらを↓(農林水産省HP:第4次食育推進計画) 
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/attach/pdf/kannrennhou-24.pdf

現在、食をめぐる現状や課題として、
①農林漁業者や農山漁村人口の高齢化、減少、
②食品ロスの問題、
③地域の伝統的な食文化が失われていくことへの危惧
などが挙げられています。その中でSDGsの観点から持続可能な食を支える食育の推進が重点事項とされており、その一端を担うためにもカラーズでは食育園外活動に力を注いでいます。

12~1月にかけての園外活動ではつながり農園さん(徳島市勝占町)の畑で、秋に収穫し、貯蔵していたさつまいもを焼き芋にして食べました。

秋に収穫に来たときに、「掘ったさつまいもを寝かせておくと(貯蔵)、水分がとんでとっても甘くなるから、焼き芋に丁度いいよ!」と教えてもらっていたので、子どもたちはとっても楽しみにしていました。

徳島県の有名な鳴門金時はその名から「黄金色に輝く」という特徴があります。
できたてのほくほくのさつまいもをみんなで美味しくいただきました。

また2月にはつながり農園さんからいただいた大豆を使って豆腐を作る予定です。
今回も園外に出て農家さんと触れ合う中で、徳島の「食」について多くの学びがありました。

カラーズでは、「食育」を通して子どもたちの健全な発育を促し、10年、20年、それ以上先の明るい未来のための食育推進活動にも貢献できるようさらに努めていきたいと考えています。